「ジェーン・ドウの解剖」

   2017年公開
監督はノルウェー出身で「モータル」「トロール・ハンター」のアンドレ・ウーヴレダル

出演にオルウェン・ケリー、エミール・ハーシュ、ブライアン・コックス
「ファンタスティック・フェスト」で最優秀作品賞を受賞
バージニア州の田舎町で一家惨殺遺体現場から奇妙な遺体が発見される
その名はジェーン・ドウ(身元不明遺体のこと)
嵐の夜、警察から遺体解剖を依頼された検死官のトミーと同じく検死官の息子オースティン
遺体安置所と火葬場も営む親子に得体の知れない恐怖が襲いかかる
ラジオから嵐が近付いてるとニュースが…
着衣も身に付けず、傷ひとつ無く美しい遺体ジェーン・ドウを解剖し始めて最初の異変は切り取られた舌、焼かれた内臓、皮膚の下に描かれた模様、砕かれた骨など様々
そして体内から模様が描かれた布切れが発見される
何かを発見する度に奇妙な出来事が起き、嵐は止むことが無い
異変を感じた2人は上に逃げようとするが地下にある解剖室は停電してしまう
倒木で出口も塞がれエレベーターも動かず外との通信手段も絶たれる
そして、異変の正体が次第に姿を現し……
この映画の核心部分は恐らく日本人には想像できない人が多いはずなので冒頭では分からないと思う
映画を見ていて最初の違和感はアメリカの古い歴史(1600年代)をそこまで知らないと言うこと
映画やドキュメンタリーで知識がある程度なので解剖室でのシーンを思い返すと伏線が沢山あって途中で”なるほど!”と合点がいく
直接的に何かが襲って来るシーンが余りなく精神的にじわじわと2人を追い詰め、ラストには何かどんでん返し的なオチがあるのかと思いきや、全くブレることなく想像通りにラストに向かうところも日本のホラー映画を彷彿とさせる
ほとんどが解剖室でのシュチュエーションなのに見事な演出で解剖シーンもリアル
そしてジェーン・ドウ役のオルウェン・ケリーがまさに美しい
ホラー映画としても最初から最後まで良く練られた作品でホラー映画が好きな人にはおすすめしたい
ラストを考えるとシュチュエーションを変えたPart2があっても不思議では無い

rossonero uno

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